大野泰裕 (おおの やすひろ)

株式会社 大野ファーム 代表取締役

北海道十勝で4代にわたって昔ながらの農業を続ける大野さんに、農業やものづくりに対するこだわりを伺いました。

どれくらい前に農業をはじめたんですか?

大野ファームは私で4代目になります。私のひいおじいちゃんが岐阜から北海道の帯広・十勝に約110年前に入植しました。根室町に入植したのは私のおじいちゃんで、昭和の初め、約90年ぐらい前に、この地で農業を初めました。

昔ながらの循環型農業とは?

昔から十勝の農業は馬が畑を耕していたので、農耕馬の生産をしながら畑をつくるのが一般的だったそうです。私の家も農耕馬の生産をしながら畑を耕して、畑で作った餌を馬に食べさせ、馬がする糞をたい肥化して、それを畑に還元するという循環型農業をしていました。

50年位前までは、十勝の農家はどこも畑を耕しながら家畜を飼うというスタイルで農業をやっていましたが、ここ30年ぐらいで農家の規模が大きくなって専業化が進み、畑を耕す人は畑を耕し、牛を飼う人は牛を飼う、という風に分業化されてきました。

でも、うちは昔ながらのスタイルをずっと崩さず、4代目の私の代でも畑を耕し、家畜も飼い、その家畜から出てくる糞をたい肥化して畑に散布するという循環型農業を続けています。

私の先代はもう85歳になるんですけど、今でも牛を見たり畑を見たりしてくれてますし、私の妻も手伝ってくれています。他にもたくさんのスタッフが牛の世話をしたり畑を耕してくれています。

カフェも運営していますね?

カフェは、自分のところでこだわってつくったものをお客さまに提供するのが目的で運営しています。私たちのつくったものをシンプルに食べてもう為に、素材の味を活かしたレストランにしました。

妻がメインでやっていますが、たくさんのスタッフが運営に関わってくれていて、畑や牛を見ながらカフェで働いている子もいるんですよ。メニューは牛肉のステーキをメインに、塩コショウだけでシンプルに味付けをして出しています。あとは畑で作った小麦を製粉して、発酵バターと合わせてシンプルなパンにしたり。

将来的にはこのカフェに隣接して、直売所をつくってここで販売もしようかなと考えてます。

牛へのこだわり

牛は毛皮を着てるので、夏の暑さが一番苦手なんです。北海道は昼間暑くても夜涼しいので、他府県に比べれば牛へのストレスが少ないと言われてます。だから牛を飼う場所として北海道は最適だと思います。

うちの牛肉は臭みが非常に少ないです。食べていて、嫌な味がしない。餌に抗生物質を入れなかったり、そういうこだわりが肉の特徴として出ているんだと思います。

スーパーや量販店で買って下さるお客様の声をお店の方からよく聞くんですが、うちの牛へのこだわりを知っている人は、いつも本当に喜んで買って下さるそうです。「食べやすい」「ヘルシーでジューシー」といった感想も頂いています。

塩コショウで味付けしてシンプルに食べてもらうのが一番お薦めですけど、どんな食べ方をしてもらってもうちの牛肉はおいしいと思います。

糞が臭わない!?

これだけの牛がいるのに建物の中に入っても臭がしないのが「不思議だ」ってよく言われます。乳酸菌を餌に混ぜると乳酸菌が入った糞便をするんですよね。乳酸菌が入ってることによって、ある程度アンモニア臭が抑えられています。無臭ではないんですが、「臭がしないね」という人が多いですね。

土へのこだわり

農業の基本というのは土づくりだと思ってます。まずは健康な土をつくって、そこから健康な作物や健康な餌をつくり、健康な牛を育てる。その健康な牛や作物を食べることによって、その人も健康になれると考えています。私はその土台となる土づくりに特にこだわっていて、全ての畑のサンプルを採り、アメリカの研究所に送って分析をしてもらっています。

その分析に基づいて、ニュージーランドにいる30年ぐらい前から知り合いのドクターに「こういうふうにすれば土が健康になるよ」という処方箋をいただいて、それに基づいて土づくりをしています。

毎年サンプルを分析することによって、畑の状態を知り、雨が多かったりするとバランスが崩れることもありますが、その都度土壌のバランスを整えながらいい土をつくり、いい作物をつくる。

経験とか勘とかではなく、数字に基づいた科学的な分析のもと土作りを行っていることが私たちのこだわりです。

環境への思い

太陽光発電を始めた理由は、3.11のあとの福島の原発事故の影響でセシウムの被害を受けた稲わらが全国に流れて、それを食べた牛がセシウムに汚染してるっていうことで、牛肉が売れなくなったことがあって。

うちはたまたま自分のところでつくった牧草をメインでやってたので、逆に追い風が吹きました。そのときに原発依存で生活しているのはどうかなと思うようになり、農業者としてそういうのに頼らないでやれる農業ってないかなって考えている時に、再生可能エネルギーの「太陽光発電があるよ」って聞いて。

牛舎と牛舎の間のスペースに建れば、うちで使う電気の約7割から8割を賄えるだけの太陽光施設をつくることができるって聞いて、思い切ってやることにしました。

十勝で一番好きな所は?

十勝で一番好きな場所はここ(大野ファーム)ですね。もちろん公園や山の上など景色の良いところは沢山ありますが、十勝の良さは農場だと思います。

畑作と酪農畜産が同じような感じで同居してる地域って、日本中探してもなかなかないと思います。

畑なら畑だけの地域、牛なら牛だけの地域っていうところが多いと思いますが、十勝はバランスよく畑と牛が一緒にいるんです。そういうところって多分北海道だとここだけです。

仕事のやりがい

うちのこだわった食材を食べてもらって、「おいしい」と言ってもらえることが一番うれしいですし、やりがいですね。牧場のすぐ近くにカフェをつくることで、お客さまを身近に感じ、生の声を聞きながらものをつくるというのは、やりがいを感じると同時に責任も感じます。

食べてくれる人のことを考えると、安心安全に気を使ってものをつくりたい。口先だけで「これは安心ですよ。これはいいですよ」って話をしたとしても、実際きっちりやってないとお客さまにはすぐわかってしまうと思うんです。

生産者としてのこだわり

食べ物をつくっているということを強く意識した農業をしたいなって思っています。生産がメインで原料を卸しに流すということもしていますが、その先の食べる人、お客さまのことを考えたものづくりをしていきたいです。

でも私たちも経済行為をしているので、思いだけではできない部分も多いのですが、こだわりや食の安全に力を入れてその付加価値を上げるほうがやっていて面白いと思うんですよね。安心安全にこだわって、お客さまに「おいしいですよ」と自信を持って提供できるものをつくっていきたいです。

出荷して終わりではなく、口に入るその瞬間まで、食べた後のその笑顔にまで思いを馳せている大野さん。 ものづくりへのこだわりから、ものづくりへの愛情を感じました。 デニムのつなぎに、カウボーイハットが最高にクールです!これからも十勝の農業を、畑と牛がいる風景を守り続けて下さい! 神奈川県出身 身長177センチ 2009年度準ミスワールド日本代表。 OL、モデルを経て、横浜を拠点に地元FM局やケーブルテレビ局などでフリーアナウンサーとして活動中。 2011年から自身の番組で延べ300人以上の女性にインタビュー、現在も更新中。 常に美と健康を追求し、食へのこだわりも強く、食材への関心も高い。 まだまだ知られていない逸品を発掘し、世に発信していくのがこれからの目標。

出荷して終わりではなく、口に入るその瞬間まで、食べた後のその笑顔にまで思いを馳せている大野さん。

ものづくりへのこだわりから、ものづくりへの愛情を感じました。

デニムのつなぎに、カウボーイハットが最高にクールです!これからも十勝の農業を、畑と牛がいる風景を守り続けて下さい!

神奈川県出身 身長177センチ 2009年度準ミスワールド日本代表。 OL、モデルを経て、横浜を拠点に地元FM局やケーブルテレビ局などでフリーアナウンサーとして活動中。 2011年から自身の番組で延べ300人以上の女性にインタビュー、現在も更新中。 常に美と健康を追求し、食へのこだわりも強く、食材への関心も高い。 まだまだ知られていない逸品を発掘し、世に発信していくのがこれからの目標。

土作りにこだわってると聞いたときは、牛と関係あるのかな?と思いましたが、プロモーションビデオ構想から完成の約6ヶ月間。 大野さんやスタッフの方々を密着しお話を伺うと土作りの重要性があきらかになりました!餌に抗生物質を入れない十勝の大自然で育った大野ファームの牛肉はヘルシーでジューシー。 今回のビデオで大野社長の牛に対するこだわり、そして大野ファームでしか見られない美しい小麦畑がご覧いただけます。 長崎県出身葉山一色在住。2007年、サーフィンがきっかけでカメラを手に取り映像制作にのめり込む。2012年、米国ポートランドでエミー賞受賞のディレクターに出会ったのが運の尽き。より精力的に活動を始め現在は国内外大小を問わず数々の企業のプロモーションビデオに携わり、海外展開を後押しする映像を得意としている。農業を動画で変える。趣味は旅行、サーフィン、ボルダリング。

土作りにこだわってると聞いたときは、牛と関係あるのかな?と思いましたが、プロモーションビデオ構想から完成の約6ヶ月間。

大野さんやスタッフの方々を密着しお話を伺うと土作りの重要性があきらかになりました!餌に抗生物質を入れない十勝の大自然で育った大野ファームの牛肉はヘルシーでジューシー。

今回のビデオで大野社長の牛に対するこだわり、そして大野ファームでしか見られない美しい小麦畑がご覧いただけます。

長崎県出身葉山一色在住。2007年、サーフィンがきっかけでカメラを手に取り映像制作にのめり込む。2012年、米国ポートランドでエミー賞受賞のディレクターに出会ったのが運の尽き。より精力的に活動を始め現在は国内外大小を問わず数々の企業のプロモーションビデオに携わり、海外展開を後押しする映像を得意としている。農業を動画で変える。趣味は旅行、サーフィン、ボルダリング。

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