さて、今回は話を最初の花嫁が尋ねていたケーキカットのシーンの例に戻るとしよう。

私たちのナレーションやどう撮影するかを100%分かっていない人がストーリーにあれこれ付け足すよう言ってきたりするが、私たちはそれらの提案を安易に受け入れたりはしない。

かわりに、その提案されたシーンがどうムービーに当てはまるかを批判的に考える。

もしそのシーンが私たちの考えているリストに当てはまらないとしたら、私たちのキーワードには当てはまるだろうか?私たちのストーリーに追加できるだろうか?そのシーンを撮影する時間があるだろうか?

例えばこれらの質問に対し、答えがYESなら、提案に対する回答はこんな感じだろう:「わぁ!いい提案をありがとうございます。ムービーに良く合うだろうと思います。実現できるよう精一杯を尽くします。」

もし、それらの質問に対しNOが一つでもあったら、その提案がなぜ今回の案件にはふさわしくないかを説明する。

ここに、クライアントとのストーリーに関する話し合いやストーリーボードを見せるなどの打ち合わせ時に私たちが常に心にしている3つのことを挙げる(NOを言わないといけない場合)

ストーリーを良く知っておく

これは私たちがいつも伝えているアドバイスだ、なぜかというと、これによってムービー全体が総合的に良くなるからだ。でも、ムービーに加えられるかもしれないことに対してYESかNOかを言わなければいけないという場合…、勉強が必要だ!自分が何をムービーの中に加えてほしいか(それと、何を加えてほしくないか)をよく知っておき、その準備をしておく。

なぜの部分を知っておく

なぜNOと言っているのか?ほんとに、なんで?有効な理由があるからだけれども、それをクライアントとシェアする必要があるのだ。誰かにNOと言っているとき、正直さと理由は深い関係にある。NOと言うことでクライアントが自分の考えていることを理解してくれるきっかけにもなる。

そのNOは、クライアントの提案したことを再度提起するが、自分の計画している方法でやった方がそのストーリーがより良くなる事を説明するのだ。

誰かにNOを伝えるときによく使われるフレーズは以下のとおり。

「ありがとうございます。実現できそうなものであれば考えさせていただきます。」

「別の提案があります。そちらの方がこう言う理由でストーリーが良くなります。」

「その提案気に入りましたが、今回のような特殊なプロジェクトにおいては、あまり効果的ではありません。理由としては......」

自分のNOに自信を持つ

自分のありとあらゆる勇気をかき集める。理由をよく思い出す。NOと思っているのだから、「NO」をしっかりとその意味を持って言う。話している相手としっかりアイコンタクトをとり、彼らをちゃんと聞き、彼らの思いをちゃんと受け取っていることを示す。

自信を持っているという事はこういう所で大いに役立つ — 自信のあるNOでは、ユーモアなどを加えて、その場の空気を明るくするような時間を見いだせるし、また、自分の考えを譲らないという態度をクライアントが見ているから、話が進みやすい。

もちろん、自信を持つというのは言う事は簡単だが、実際行動に移すのは難しい。でも、私たちは、ちゃんと準備をしている時こそ、一番自信を持てるといつも思う。自分のアイデアを信じ、あらゆる角度からそれを研究する。十分な勉強と調査をする。クライアントが尋ねそうなことを考えておく、そうする事で、実際クライアントが尋ねたときに自信を持って対応できる。

君にはパワーがあるんだ!

NOを伝えるべくクライアントと会う前なり後なりに、この歌を歌って恥を捨てられる、だから私たちはノリノリの音楽が与えてくれるパワーは大好きだ。

加えて、NOと言おうとするときに、クールな角刈りヘアで(上のビデオに出てくる歌手のようなヘアスタイル)ステージに立っている自分を想像してみるのも、助けになるはずだ。

でも本当のところ...

多くの人は映画制作がどうなっているのかをよくわかっていない。

でも、映画制作者ならわかる。持っているスキルだから。自分の持つこの芸術に対する知識を上手く使い、スゴいものを創るだけでなく、自分の選択に込められた理由も説明する。そして、しばしば、勇気をふりしぼって、NOと言う — 気まずいかもしれないけど。

最終的に出来上がった、ほんとうにすばらしいものをクライアントに見せれば、彼らも理解してくれるし、当初尋ねていたリクエストも全部まっさらに忘れてくれるだろう — なぜなら君にはパワーがあるから!

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意地悪にならずに上手く誰かにNOと言える、貴方の得意フレーズは何?

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