NOを言えないこと...これは全ての仕事をしてる方に当てはまると思います。友人であり著者Georgeの話をすると、彼は米国ポートランド拠点の映像ディレクター。米国エミー賞受賞Stillmotonから現在は独立。僕は彼がStillmotion時代から映像を学び、そして2016年、下記ムービー制作を日本で一緒にすることになり、現在も良き友人です。そんなGeorgeの記事を日本のみなさんに紹介することはとても嬉しいのでぜひ最後までご覧ください。

NOのチカラ - George Mihaly

私たち皆が経験したことがある事...

クライアントがこう言う、

「いい考えを思いついたわ。私がブーケトスをする瞬間を映してほしいの。すばらしいものになると思うわ!」

「私たちがケーキカットをしているシーンとクリームを鼻につけ合っているシーンもちゃんと映してね。」

自分の心は「イエス」と言いたい、なぜならとても素敵な二人だから。でも、自分の語り手の心のほうはこう言いたい、「そんなに慌てないで。私が撮影者で、貴方はお客様だ。私はムービーを通じてストーリーを伝えるベストな方法を誰よりもよく知っているんだ。」

実にキツい言葉だ!

真面目に、こんな事言っちゃいけない。でも、肝心なのは、これが自分が言わんばかりとしていることだっていう気持ちの部分。

それで、クライアントと良い関係を保ちつつ、要点や目的を外さず、ムービーをすごく良いものにできるよう物事を進めていくには、実際どう言えばいいんだろうか?

どうやったら「NO」と言えるチカラを身につけて利用する事ができるのだろうか?

否定するということは容易くない、でも少しでも「上手にNOが言える人」になるコツがいくつかある。

* クライアントに見せる必要があるものとそうでないものとをはっきりと知っておく

* 常に理由を持っておく(「なぜ」の部分を知っておく)

* その「なぜ」に自信を持つ

後半でこれらのコツを実際の行動にどう取り入れるかということに触れるが、まず、ちょっと気になってるのが...そもそもなぜお互いに「NO」というのがそこまで難しいのかってこと。

「NO」が言い難いワケ

名案だと思っていることを言っている相手に「NO」と言うのが難しいワケはたくさんある。

まず、彼らが費用を払っているということ、そして彼らが求めているものを自分が提供したいと思っていること — 彼らはお客様であり、常識的に考えて、礼儀と思いやりを持って接するべきだという観念があるからだ。

日常生活でも、「NO」というのはあまり好ましいことではない — あまりいい気持ちがしないし、変な感じだし、そしてとても意地悪に聞こえる。NOは悪で YESは善 — 一般社会の常識ってもんだ!たとえNOと言ったとしても YESと言わせるように説得するのも結構簡単だ。

柔軟に対応したい、そして寛大で気楽な人たちで、感じのいい人たちだというふうにとらえてもらいたい。クライアントとの関係は非常に大事で、そのうちの特に気の合う、良いクライアントとは長い付き合いをしたいから、必然的に、常に喜ばせなきゃとか思ってしまう。

それから、何よりも — プロジェクトの成功は最終的な結果に対してクライアントがどう思うかによるのだ。

そこに私たちの絶好の機会がある — そして映画制作者としての責任もある。

自分の映すムービーが語るストーリーは、クライアントがシェアしてほしいと思っているストーリーと合致しなければならない。

クライアントには最終的な結果に満足してほしい、でもその結果にたどり着くまでの過程にも、クライアントが満足していることを確信したい...

「NO」の 大切さ

なぜ私たちがここまで「NO」と言うことに固執しているのか — クライアントが尋ねていることに対してNOと言うことがそんなに打撃を与えるものなのだろうか?

ここに幾つか、NOが大事な理由を挙げてみる

計画は忠実に守る

映画のプロダクションに近づいている時、私たちが映すものは自分たちがシェアしたいと思うストーリーに沿っているかどうかをいつも確認したいと思っている。 — 最も切実な方法で伝えられ、最大限にクライアント を描写してくれると自分たちが感じるストーリーであるか。プリプロダクションの段階で私たちはそれに該当するストーリーを見つける。私たちはそれを深く深く掘り下げ、可能な限りのすべての角度から調査し、考えられるすべての予期せぬ出来事を考え、私たちがシェアしたいと思っているストーリー内で適切だと思われる登場人物を調べたりする。

それがウェディングムービーであろうが、広告関連であろうが、ただの遊びで撮っているものかは別として、私たちは自分たちがちゃんとそのムービーの中で何が言いたいのか 、それと同等にどのようにそれを伝えるかを既知しているかを確認する。

ストーリーに適した素材、マテリアルのみ

計画を忠実に守ることで、ストーリーに適切でないようなものに対するリクエストには応えない。他のシーンとマッチしないダイアローグやナレーションが1シーンでも入ると、観ている人のせっかくの良い体験も台無しになってしまうし、その部分だけ何かおかしく感じるのだ。

自分はアーティストだと自信を持つ

正しく回していけば、NOと言うこともしばしば自分の思った通りに事が転がったりする。こんな格言もある:「NOと言わなければYESの意味がなくなる。」事実だ。ひたすらYESを言い続けていれば、そのうち誰もがYESを聞く前にYESを感じるくらいになるだろう。NOと言うのは難しいし、恐れ多いことだが、しばしばNOと言うことで自分がプロであることを証明できる。

すばらしいことだが、変な、あるいは妙な状況に陥ったり、あるいはクライアントを逃してしまったりせずにNOという方法などあるのだろうか?

いかがでしたか? 次回は実際、どのようにNOと言うか?
NOの言い方についてです。お楽しみに!

Prior to founding Story Firm, George Mihaly worked with 5-Time Emmy Award Winning Stillmotion as a Creative Producer. At Stillmotion, he lead and developed online education programs, produced filmmaking workshops across North America, and helped create commercial video content. Beyond his work with Story Firm, George is passionate about health, movement, and education.

Prior to founding Story Firm, George Mihaly worked with 5-Time Emmy Award Winning Stillmotion as a Creative Producer. At Stillmotion, he lead and developed online education programs, produced filmmaking workshops across North America, and helped create commercial video content.

Beyond his work with Story Firm, George is passionate about health, movement, and education.

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