適切な6つのCONFLICTの選び方

これまでの話の流れで、適切なCONFLICTを選択することができれば十分明快なストーリーが構築できることがわかってきました。

では肝心のCONFLICTはどのように設定するべきなのでしょうか?

そのためにはキャラクターを非常によく理解し、事実を元に適切な設定なものを選ぶ必要があります。 これに対しては以下に示した”6つのCONFLICTS”にうまく当てはめていくと効果的です。

① 人 .vs 人(Man .vs Man)    
② 人 .vs 自分自身(Man .vs Self)    
③ 人 .vs 社会(Man .vs Society)    
④ 人 .vs 機会(Man .vs Machine)    
⑤ 人 .vs 自然(Man .vs Nature)    
⑥ 人 .vs 超自然(Man .vs Spiritual)

ではここでこの手法をうまく用いた作品の例として、この手法をよりよく理解していただくため、ここでは身体機能の90%以上にまひを持つパイロット Dave Jackaによるオーストラリア単独周回飛行への挑戦の様子を記録した作品、”The Quadriplegic who reached for the sky”を例に説明していきたいと思います。

さてこの作品におけるCONFLICTとは一体何なのでしょうか?これを上記の例に当てはめてみると①~⑤の場合が以下の通りに当てはまることになります。

① 人 .vs 人 → パイロットはDaveに操縦を無理なく教えることができるのか?
② 人 .vs 自分自身 → 自身のハンディキャップに打ち勝つことができるのか? 
③ 人 .vs 社会 → 自身の肉体に限界がないことを世に示すことができるのか?
④ 人 .vs 機械 → 彼が問題なく操縦できる機体を作り上げることができるのか?
⑤ 人 .vs 自然 → 風に邪魔されずに、周回飛行を達成できるのか?

このように作品のテーマに対してどのようなCONFLICTがストーリーの構成に適切かは、単純に6つのCONFLICTSを当てはめていくことによってを判断することができます。Patrickらは作品のストーリーを構成するにあたって、まずは最低でも3つ以上の例を当てはめた上で適切なCONFLICTを選択し制作に取り掛かるよう心がけているそうです。

もちろん必ずしもこの手法を利用して作成したすべての作品が万人受けしたというわけではありません。しかし、PatrickらはこのCORE QUESTIONを自分たちの作品に取り入れることで自信を持ってクライエントに素晴らしい作品を届けられるようになり、どんな時も自信を持って自分たちの作品を公開できるようなセオリーを身につけることができたと話しています。

さて、いかがだったでしょうか? 我々Story Firstとしましても、この記事を読んでいただいた皆様の中から”A Game of Honor”のような人の心を揺さぶる作品が生まれてこれば幸いかと思います。
質問は随時引き受けております。ぜひお気軽にご連絡ください。以上、この度はご拝読頂き誠にありがとうございました。

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